カルロ・アンチェロッティ

Carlo Ancelotti 1959~
イタリア国旗

当初は「万年2位」の監督と言われたが、ミランでピルロをレジスタの位置にコンバート。プレイメーカーを中盤の底に配置するという作戦が成功し、国内外のメジャータイトルを総なめにした。その後、チェルシー、パリサンジェルマン、レアルマドリードでも着実に結果を出している。20年のキャリアで途中解任が一度もなく、思い通りの補強ができなくてもやりくりしてコンスタントに結果を出す、調整力に優れた現実主義的な監督といえる。気さくな性格で人あたりが良く、レアルマドリード監督時には「イタリア人のデル・ボスケ」と言われた。

代表的なフォーメーション

ミラン 2006/07シーズン
アンチェロッティ フォーメーション

選手歴

下部リーグの弱小クラブであったパルマで選手としてのキャリアをスタート。その後、ローマ、ミランで活躍。イタリア代表にも選出された。1992年に現役を引退。

監督歴

サッキのアシスタントとしてイタリア代表コーチを務めた後、セリエBのレッジーナで指導者としてのキャリアをスタートし、1シーズンでセリエA昇格を果たす。翌1996/97シーズン、古巣パルマの監督に就任。パルマはビッグクラブに変貌しており、ユヴェントスに次ぐ2位に導いた。1998年のシーズン途中にユヴェントスの監督に就任。1999/2000シーズンはチームを見事に立て直したが、最終節のペルージャ戦でまさかの敗北を喫して2位に。2000/01シーズンも最終節でローマに逃げ切られ2位。これでパルマ時代と合わせ3回目の2位となり「シルバーコレクター」と揶揄される。ヨーロッパカップ戦においても結果を残せず、このシーズン限りで解任される。

2001/02シーズン途中、成績不振の古巣ミランの監督に就任。2002/03シーズン、2006/07シーズンにはミランでチャンピオンズリーグ制覇を果たす。これにより選手、監督両方でチャンピオンズリーグを制覇した4人目の人物となった。ミランでは8年にわたり監督を務める長期政権に。その8年間は安定した成績を収め、チャンピオンズリーグでも常に上位に進出した。

2009年、チェルシーの監督に就任。2009/10シーズン、プレミアリーグ史上最多の103ゴールと圧倒的な得点力で4シーズンぶりの優勝をもたらす。しかし翌2010/11シーズンはケガ人が続出してチームは不振に。結局無冠でシーズン終了後に解任された。2011/12シーズン、パリサンジェルマン監督に就任。就任2年目に19年ぶりのリーグ優勝に導き、チャンピオンズリーグでもチーム史上最高のベスト8に導いた。

2013/14シーズンよりレアル・マドリードの監督に就任。リーガでは10年ぶりの3位に沈んだが、チャンピオンズリーグ決勝ではアトレティコマドリードを下し優勝。監督としてCL3度目の優勝となり、ボブ・ペイズリーと並び最多タイとなった。2年目の2014/15シーズンはバルセロナに優勝を譲り2位に。主要タイトルで無冠となり、シーズン終了後に解任された。2016/17シーズンからバイエルンミュンヘンの監督に。

1995/96 レッジーナ(イタリア2部)
1部昇格
1996/97 パルマ(イタリア)
リーグ2位
1997/98 パルマ(イタリア)
リーグ6位
1998/99 ユヴェントス(イタリア)
リーグ6位 CLベスト4
1999/00 ユヴェントス(イタリア)
リーグ2位
2000/01 ユヴェントス(イタリア)
リーグ2位 CLグループリーグ
2001/02 ミラン(イタリア)
リーグ4位
2002/03 ミラン(イタリア)
リーグ3位 CL優勝
2003/04 ミラン(イタリア)
リーグ優勝 CLベスト8
2004/05 ミラン(イタリア)
リーグ2位 CL準優勝
2005/06 ミラン(イタリア)
リーグ2位 CLベスト4
2006/07 ミラン(イタリア)
リーグ4位 CL優勝
2007/08 ミラン(イタリア)
リーグ5位 CLベスト16
2008/09 ミラン(イタリア)
リーグ3位
2009/10 チェルシー(イングランド)
リーグ優勝 CLベスト16
2010/11 チェルシー(イングランド)
リーグ2位 CLベスト8
2011/12 パリサンジェルマン(フランス)
リーグ2位
2012/13 パリサンジェルマン(フランス)
リーグ優勝 CLベスト8
2013/14 レアルマドリード(スペイン)
リーグ3位 CL優勝
2014/15 レアルマドリード(スペイン)
リーグ2位 CLベスト4
2015/16
2016/17 バイエルン(ドイツ)
リーグ優勝 CLベスト8

アンチェロッティ語録

監督にとって日常的な仕事の現場はスタジアムではなく、チームのトレーニングセンターだ。
少しでも多くの選手が「あの監督と出会えて良かった」と言ってくれるとすれば、それはどんなに重要なタイトルをも遥か超える価値を持っているはずだ。
レアルマドリード監督の就任会見で。

アンチェロッティについて

多くの監督がCL制覇を果たしているが、決勝で3-0のリードから負けることができたのは1つのクラブだけだ。
by モウリーニョ
チャンピオンズリーグ2004/05決勝。アンチェロッティ率いるミランはリヴァプールに前半3-0とリードしていたが、後半追いつかれてPK戦で敗戦した。そのことを皮肉って。

                                                           

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*