ルイス・ファン・ハール

"Louis" van Gaal 1951~
選手実績 /

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サッカー界きっての戦術家で、アヤックスを率いて1994/95シーズンにチャンピオンズカップを制しその名は世界中に知れ渡る。その後もAZをリーグ優勝に導き、オランダ代表、バルセロナ、バイエルンといった強豪を率い様々なタイトルをもたらした名将だ。高いポゼッションをベースとした攻撃的なサッカーを好み、オランダ伝統のウイングシステムを重用する。しかし気難しくて傲慢な独裁者的な性格が災いし、数多くのクラブに栄光をもたらしてきた反面、最後は必ず喧嘩別れの末に退任するパターンを繰り返している。

代表的なフォーメーション

アヤックス ファンハール
アヤックス 1994/95

選手歴

20歳でアヤックスのセカンドチームに加入したが、トップチームでは出場機会を得られなかった。その後、ベルギーのロイヤルアントワープに移籍。4シーズンを過ごした後にオランダへ戻り、テルスター、スパルタロッテルダム、AZでプレイした。1986年、現役引退。

監督歴

1991/92シーズンよりアヤックスの監督に就任。UEFAカップを優勝し監督として初めてのタイトルを獲得すると、1993/94シーズンからリーグ3連覇を達成した。なかでも1994/95シーズンはリーグ戦無敗で優勝し、チャンピオンズリーグでも優勝する。6年間の在任中、多くのタイトルを獲得しアヤックスの黄金時代を築き上げた。

1997年、バルセロナの監督に就任。初年度からリーガとコパデルレイに優勝しダブルを達成。翌1998/99シーズンもリーグ優勝を果たした。しかし、1999/2000シーズンはデポルティーボによってリーグ三連覇を阻まれ、またチャンピオンズリーグでの不振とバルサファンとの関係悪化等を理由に2000年に退任した。このバルセロナ監督時代にはモウリーニョがアシスタントコーチを務めていた。

2000年に辞任後はオランダ代表を率いたものの、2002年の日韓W杯の出場権を逃す。その後、バルセロナ監督に復帰したが不振で辞任した。

古巣アヤックスのテクニカルディレクターを経て、2005年に18年ぶりにAZに復帰。2006/07シーズンは、PSVやアヤックスと最終節まで優勝を争ったが、最終節で敗れ優勝はならなかった。しかし2008/09シーズンには見事優勝。オランダーリーグの3強(アヤックス・PSV・フェイエノールト)以外のチームがリーグ優勝をするのも28シーズンぶりとなる快挙であった。

200/10シーズンからバイエルンミュンヘンの監督に就任。初年度からブンデスリーガ、DFBポカールを優勝しダブルを達成。チャンピオンズリーグでは決勝まで進出し、かつて師弟関係にあったモウリーニョ率いるインテルと対戦したが0-2で敗れ準優勝に終わった。翌2010/11シーズンは不振に陥り、チームが4位に転落したこともあって4月に解任された。

2012年7月、ワールドカップブラジル大会でのベスト4とオランダ流の攻撃的フットボールを採用することをノルマにオランダ代表の監督に再任。予選でも圧倒的な成績を残して本大会出場に導いた。そのワールドカップでは第1戦で前回王者スペインを1-5で破るなど3戦全勝で首位通過。ベスト4という成績を収めた。

2014/15シーズン、マンチェスターユナイテッドの監督に就任。初年度はリーグ4位、2期目は不振により途中解任された。

1991/92 アヤックス(オランダ)
リーグ2位
1992/93 アヤックス(オランダ)
リーグ3位
1993/94 アヤックス(オランダ)
リーグ優勝
1994/95 アヤックス(オランダ)
リーグ優勝 CL優勝
1995/96 アヤックス(オランダ)
リーグ優勝 CL準優勝
1996/97 アヤックス(オランダ)
リーグ4位 CLベスト4
1997/98 バルセロナ(スペイン)
リーグ優勝 CLグループステージ
1998/99 バルセロナ(スペイン)
リーグ優勝 CLグループステージ
1999/00 バルセロナ(スペイン)
リーグ2位 CLベスト4
2000/01 オランダ代表
2001/02 オランダ代表
Wカップ予選敗退
2002/03 バルセロナ(スペイン)
途中解任
2003/04
2004/05
2005/06 AZ(オランダ)
リーグ2位
2006/07 AZ(オランダ)
リーグ3位
2007/08 AZ(オランダ)
リーグ11位
2008/09 AZ(オランダ)
リーグ優勝
2008/09 AZ(オランダ)
リーグ5位
2009/10 バイエルンミュンヘン(ドイツ)
リーグ優勝 Cl準優勝
2010/11 バイエルンミュンヘン(ドイツ)
リーグ3位 CLベスト16
2011/12
2012/13 オランダ代表
2013/14 オランダ代表
Wカップ3位
2014/15 マンチェスターU(イングランド)
リーグ4位
2015/16 マンチェスターU(イングランド)
途中解任

ファン・ハール語録

我々は負けることに慣れていない。
アヤックス監督として1995/96シーズン、チャンピオンズリーグ決勝でユヴェントスに敗れた際の言葉。アヤックスはこの敗戦までチャンピオンズリーグで19戦無敗という記録を打ち立てていた。
親愛なるメディアの諸君、私はバルセロナを去る。おめでとう。
マスコミと犬猿の仲だった彼の、バルセロナ辞任記者会見での第一声。
私は10年前、15年前から言ってきた。3位決定戦はやるべきではないとね。素晴らしい大会を戦ってきたあとに、最後の2試合で連敗して帰ることは正しいことだろうか? 優勝という賞は一つしかない。チャンピオンは1チームだけなんだ。
2014ワールドカップ、オランダ代表が準決勝で破れブラジルとの3位決定戦にまわることになった時の言葉。
あと3日はここにいるだろう。
香川がマンU在籍時、日本のスポーツ紙記者が「香川はマンUで未来はあるのか?」と質問したことに答えて。

ファン・ハールについて

彼がチームに来てからすべてが変わった。とにかくすごい野心と情熱の持ち主なんだ。トレーニングは毎回驚きの連続だった。唸る、吼える、絶叫するで、モチベーションが上がるの何のって。まるで独演ショーを見ているようだった。
by ブライアン・ロイ(元オランダ代表FW)
ファン・ハールが率いていた1年半はすべての面で本当に最悪だった。たとえ勝ち試合のあとでも、ロッカールームに歓喜の雰囲気なんかなかった。生きる喜びなんてかけらもなかったね。
by リベリー
彼は独裁者だ。ユーモアセンスのかけらもない。
by イブラヒモビッチ
ファン・ハールの命令になんぞ絶対に従わない。あいつは二流だ。バルサを破壊し、今はマンチェスター・ユナイテッドをぶち壊している。バルデスへの仕打ちが悪人であることを示している。ペドロが私の言葉に耳を傾けて、移籍しないことを願うよ。
by ストイチコフ
マンチェスターユナイテッド移籍が噂されていたペドロにアドバイスして。
落書きは便所でしろ!
by バルセロナサポーター
試合中、メモを取ることが多かったファンファールをやじって。
彼は批判を聞くかもしれないが、それを受け入れることをしない。
by ヘーネス(バイエルンミュンヘン会長)
彼は頑固で、人々は彼が好きではない。負けるようになるとみんな怒り出し、彼のことを殺そうとする。まあ現実の世界では実際は殺せないけど。
by ソリアーノ(バルセロナCEO)

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